社説・コラム

「社説・コラム」に関するニュース一覧です。

社説:ネオニコ系農薬 使用抑制の検討、早急に

 県央部の水道水から稲の害虫駆除に使われるネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬が検出されたとの調査結果を、東大大学院の山室真澄教授らが発表した。濃度は国の目標値を下回ったが、欧州連合(EU)が定める規制…

北斗星(9月29日付)

 異常に暑かった夏が過ぎ、急に涼しくなった。エアコンなしでも寝苦しくないと思ったのもつかの間、朝方は寒いほど。長袖の寝間着と毛布を引っ張り出した。随分極端だが、季節は進んでいる

地方点描:板木の音[南秋田支局]

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 県種苗交換会の創設などに力を尽くした農業指導者・石川理紀之助は、村人の早起きと朝仕事を促すため、毎朝午前3時に板木(はんぎ)を打ち鳴らしたという。

社説:県内経済概況 上向きの芽を育てたい

 日銀秋田支店は9月の県内金融経済概況で景気判断(県内概況)を引き上げ、コロナ禍以降初めて「緩やかに回復」とした。長期低迷を脱する動きがようやく見えてきたといえる。今後も企業の賃上げなどで個人消費を支…

北斗星(9月28日付)

 ラーメン店の固定電話が鳴り出した。カウンターを挟んで会話をしていた店長は子機を手に取り、外国語らしい言葉で話し始めた。口調は落ち着いていたが、表情は厳しい。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡る…

地方点描:報告と信頼[横手支社編集部]

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 休みの日、横手図書館で読書にふけった。昨春の当地赴任以来初めて。格子状の巨大な窓が特徴で「山と川の見える図書館」の異名そのままに、愛宕山と横手川を時折眺めながらの読書は快適だ。

社説:政府経済対策 財政の健全化忘れるな

 岸田文雄首相が10月末をめどに経済対策を取りまとめるよう閣僚に指示した。それに先立ち発表した概要によると、光熱費や食料品の価格高騰に苦しむ家計の負担軽減、賃上げ促進、半導体への投資を促す企業支援など…

北斗星(9月27日付)

 忠犬ハチ公といえば大館市や東京・渋谷の銅像を思い浮かべるだろうか。実物の剝製は上野の国立科学博物館に展示されている。毛色は全体的に白っぽく、立ち姿は堂々としている。80年を過ぎても保存状態は良好で、…

地方点描:秋田の冬[本荘支局にかほ市駐在]

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 10月も迫り朝晩はすっかり涼しくなった。冬が近づくと思い出すのは、10年ほど前に東京に向かう秋田新幹線こまちで、近くに乗り合わせた女性が仲間と話していた言葉だ。「秋田の冬って、なんか薄暗いというか―…

社説:デジ庁に行政指導 信頼回復、問われる覚悟

 政府の個人情報保護委員会はマイナンバー法に基づいてデジタル庁などを行政指導した。マイナンバーと別人の公金受取口座がひも付けされるミスが相次ぎ、個人情報が漏えいした問題に対する処分だ。

北斗星(9月26日付)

 秋田市出身のフォトジャーナリスト高橋智史さん(41)は、圧政と闘うカンボジアの民衆を撮り続けている。2007年に現地に移住し取材する中で、秋田に関し尋ねられてもうまく答えられず、もどかしい思いをした

地方点描:議員の活動[湯沢支局]

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 湯沢市議会9月定例会の最終日に、議員発議の「稲庭うどん振興条例」の制定案が可決された。市内産の稲庭うどんを郷土の誇りと位置付け、官民一体でもり立て地域の活性化を図ろうというもの。産業としての持続可能…

北斗星(9月25日付)

 計算する際は紙に数式を書いて答えを出す。学生の頃まではそうだった。それがいつからか電卓に頼るようになり、今ではスマートフォンの電卓アプリに、ほぼその役目を負わせている

社説:100キロマラソン 存続へノウハウ承継を

 仙北市角館地区から北秋田市鷹巣地区を目指す「北緯40度秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン」がきょう24日に行われる。従来の実行委員会による運営は31回目の今大会が最後。現体制の集大成…

北斗星(9月24日付)

 8世紀末から9世紀初めにかけての落とし物だった可能性が指摘されている。送り主は出羽国(本県、山形県)、宛先は下野国(栃木県)の国司と記されているが、通信や輸送の手段が発達していなかった当時はたどり着…

社説:副大臣・政務官人事 「女性活躍」の姿勢疑う

 「女性活躍」を推進する気が本当にあるのか。掲げた看板に偽りありと言わざるを得ない。第2次岸田再改造内閣では過去最多に並ぶ女性5人を閣僚にしながら、計54人の枠がある副大臣・政務官では一人も起用しなか…

北斗星(9月23日付)

 クラフトサケにクラフトジン、クラフトコーラなど「クラフト」を冠した飲み物の人気が高まっている。飲み物に限らず、クラフトマンシップ(職人技)を込めて造られた個性的な商品を「クラフト○○」と呼ぶことが増…

地方点描:対話[男鹿支局]

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 8月下旬、男性の声で支局に1本の電話が入った。男鹿市の若手事業者団体が、市内で計画されている風力発電事業の一時中止を求める要望書を事業者や市に提出した記事に関する意見だった。「地元住民は賛同している…

社説:岸田首相国連演説 協調の実現へ道筋示せ

 ロシアによるウクライナ侵攻などで国際社会の分断が深まる中、米ニューヨークの国連総会で岸田文雄首相が演説し、「人間の尊厳」に光を当てた国際協力の重要性を訴えた。「分断・対立ではなく協調に向けた世界を目…

北斗星(9月22日付)

 一昨年、昨年は大混戦を制したが、今年は2位に大差をつけた。プロ野球パ・リーグでオリックスが3連覇を達成。圧倒的な投手力を擁し、チームの安定感は群を抜いた