サイエンス

「サイエンス」に関するニュース一覧です。

もんじゅ内部を公開、福井 2日から取り出し作業開始

 日本原子力研究開発機構は1日、廃炉作業が進む高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の原子炉上部にある装置やタービン建物内の発電設備を報道陣に公開した。4段階の工程のうち本年度から第2段階が始まり、2…

病院側が付き添い要請8割 子どもの入院でNPO調査

 子どもが入院する際に保護者が泊まり込みで世話をする「付き添い入院」を巡り、東京のNPO法人が1日、経験者の8割は病院から付き添いを要請されたとするアンケート結果を公表した。制度上は「任意」でありなが…

川内原発、住民投票へ署名集め 鹿児島、運転延長の賛否問う

 運転開始から40年が近づく九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転延長に反対する市民団体「川内原発20年延長を問う県民投票の会」は1日、延長への賛否を問う住民投票条例の制定を求めるため、県内で署…

東電の放射性物質測定評価 IAEA、処理水で報告

 国際原子力機関(IAEA)は31日、東京電力福島第1原発から海洋放出される予定の処理水を採取して分析した結果、東電の放射性物質の測定は正確だったと評価する報告書を公表した。

NIPT、無認定施設利用2割超 胎児の染色体異常調べ、実態調査

 妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新出生前診断(NIPT)について、受検者の23%が無認定施設を利用しているとした実態調査の結果が31日、こども家庭庁の会合で明らかになった。関連学会は認定施設を…

支援制度十分な説明「なかった」 医療的ケア児の家族4割超

 日常的に人工呼吸器やたんの吸引などが必要な「医療的ケア児」の家族の4割超が、ケア児の退院前に病院や行政から「地域で利用できる支援制度の十分な説明がなかった」と答えたことが厚生労働省の調査結果で31日…

受動喫煙対策強化、認知34% 法施行3年、がんセンター調査

 2020年施行の改正健康増進法で受動喫煙対策が強化されたことを知っていた人は34・8%だったとの調査結果を国立がん研究センターが31日、公表した。知らなかった人は44・1%。31日は世界保健機関(W…

脳死疑い報告制度の創設を 臓器移植議連が提言

 脳死が強く疑われる患者の情報を、医療機関が日本臓器移植ネットワークに早期に報告する制度の創設などを求める提言を、臓器移植に関する議員連盟が取りまとめたことが31日、分かった。加藤勝信厚生労働相に提出…

原発60年超運転法が成立 政策の転換点、脱炭素「責務」

 エネルギー関連の五つの法改正をまとめ、原発の60年超運転を可能にする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」が31日、参院本会議で可決、成立した。東京電力福島第1原発事故後に導入した…

感染症に備え日本版CDC法成立 新たな専門家組織を設立へ

 次の感染症危機に備えるため、国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合し、新たな専門家組織として「国立健康危機管理研究機構」を設立する新法が31日、参院本会議で可決、成立した。新機構は米国で感…

原発60年超運転法、きょう成立 事故後の政策、転換点迎える

 エネルギー関連の五つの法改正をまとめ、原発の60年超運転を可能にする「GX脱炭素電源法」が31日、参院本会議で可決、成立する。東電福島第1原発事故後に導入した「原則40年、最長60年」とする運転期間…

原発60年超法、31日成立へ 福島事故後に導入の制限見直し

 参院経済産業委員会は30日、原発の60年超運転を可能にする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」を賛成多数で可決した。31日の参院本会議で可決、成立する見通し。岸田政権は原発の「…

ペットの血液に有機フッ素化合物 室内汚染が原因か、愛媛大チーム

 国内のペットのイヌとネコの血液に、人で健康影響が懸念される有機フッ素化合物「PFAS」が含まれていることが、愛媛大と北海道大の研究チームによる30日までの調査で分かった。汚染された室内のほこりなどを…

AI積極活用へ明確ルール推奨 国立大学協会が見解

 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」に代表される生成AIの大学での活用について、国立大学協会は30日までに永田恭介会長(筑波大学長)の見解を公表した。情報漏えいやプライバシー侵害といった懸念があ…

中国、有人宇宙船打ち上げ ステーションの飛行士交代

 【酒泉共同】中国は30日、独自の宇宙ステーション「天宮」に向け、中国北西部の酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟16号」を打ち上げた。3人の宇宙飛行士が搭乗しており、天宮で現在活動している「神舟…

精子成熟のタンパク質発見 阪大、男性不妊解明に期待

 精子の成熟に不可欠なタンパク質をマウスで見つけたと、大阪大チームが30日までに英科学誌に発表した。ゲノム編集技術でこのタンパク質を作れなくした雄は不妊となった。チームは「男性不妊の原因解明や、男性用…

サルも自然に他者とシンクロ? 運動リズム同調、解明に期待

 人の動きやリズムが意図せず他者と同調するのと同様に、ニホンザルも相手と自然にシンクロさせる傾向があることが分かったと、生理学研究所(愛知県岡崎市)のチームが29日付の米科学アカデミー紀要に発表した。…

大谷の魔球「スイーパー」を解析 軸の傾きで落ちずに曲がる

 米大リーグの大谷翔平選手の変化球「スイーパー」があまり落ちずに横に大きく曲がるのは、ボールの回転軸が進行方向に傾いているから―。魔球に隠されたこうした仕組みがスーパーコンピューター「富岳」による解析…

「新たな技術で地上生活豊かに」 若田さん、月探査の意義強調

 3月に国際宇宙ステーション(ISS)から帰還した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一飛行士(59)が29日、共同通信のインタビューに応じ、日本も参加し、月や火星の有人探査を目指す米主導の「アル…

中国、初の有人月面着陸へ 30年まで、新型宇宙船で

 【酒泉共同】中国政府は29日、中国北西部の酒泉衛星発射センターで開いた記者会見で、2030年までに中国人による初めての月面着陸を実現して月面探査を行う計画を発表し、新型の有人宇宙船やロケット「長征1…