社説・コラム

「社説・コラム」に関するニュース一覧です。

社説:首相、キーウ訪問 G7議長の指導力示せ

 岸田文雄首相が21日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。この訪問で先進7カ国(G7)の全ての首脳が現地入りしてウクライナに寄り添う姿勢を示したことになり、その意義…

北斗星(3月23日付)

 昨日の午前は職場や家庭のテレビにくぎ付けになった人も多かったことだろう。ランチタイムの会話は弾んだに違いない。夜は飲食店街に繰り出し喜びに浸った人もいたのではないか。野球の「侍ジャパン」がワールド・…

地方点描:あけぼの整備費[鹿角支局]

 小坂町の観光施設「小坂鉄道レールパーク」で宿泊施設として活用されていた旧寝台特急「あけぼの」。コロナ禍を経て宿泊営業が再開されるのを楽しみにしていた人は、がっかりしたことだろう。再開に向け車両の塗装…

社説:学校の脱マスク 時間かけ慎重な対応を

 小中高校における新型コロナウイルス対策のマスクについて文部科学省は、4月から基本的に着けなくてもよいとする新指針を全国の教育委員会に通知した。丸3年にわたりマスクを着用してきた児童生徒にとって、「脱…

北斗星(3月22日付)

 いつもとは違う種類の足音―。死刑囚たちは極度に敏感となり換気用の隙間から聞き耳を立てた。今年1月に93歳で亡くなった加賀乙彦さんの長編小説「宣告」(新潮社、1979年刊)で獄中生活の一端を知った

社説:民謡全国大会 伝統継承へ知恵絞ろう

 県内各地で開かれてきた民謡全国大会が岐路を迎えている。秋田魁新報社が先月、主催団体にアンケートしたところ、出場者の固定化と高齢化、観客の減少、資金難といった課題が浮かび上がった。今年の開催は未定で、…

北斗星(3月21日付)

 高校野球の甲子園大会で、負けたチームにあれほど大きな拍手が湧き起こったのも珍しい。球場を去る選手たちにスタンドの一般観客も立ち上がり、温かな拍手を送った。テレビで見て胸が熱くなった。2011年夏の甲…

地方点描:シニアの力[南秋田支局]

 定年退職後、無趣味で気軽に遊ぶ仲間もなく、妻に頼りきって離れようとしない男性のことをやゆして「ぬれ落ち葉」と言う。筆者はまだ30代だが、平日は仕事ばかりで、休日はあまり外出しない。そんな生活を省みる…

北斗星(3月20日付)

 「今まで経験しなかったことがめちゃくちゃあると思うので、夫婦で助け合っていきたい」。6月に第1子が生まれる20代男性が子育てへの決意を語った。4週間の育児休業を取得する予定だという

社説:県人会交流再開 新たな仲間募る工夫を

 本県出身者でつくる各地の県人会組織が、新型コロナウイルス流行で休止していた対面の交流活動を徐々に再開させている。感染状況は落ち着きを見せており、会員同士が再会を喜び合う機会が増えることを期待したい。

北斗星(3月19日付)

 腕を高く振り上げて歩調をそろえ、はつらつと行進する高校球児の表情は晴れやかだった。本県の能代松陽の選手たちも元気いっぱいの姿を見せた。兵庫県西宮市の甲子園球場で第95回選抜高校野球大会が開幕。開会式…

社説:ICT教育支援員 由利本荘を先進事例に

 国の「GIGAスクール構想」に伴い、2021年から県内でも小中学生にデジタル端末が1人1台貸与されるようになった。情報通信技術(ICT)を活用した教育を進める上で課題となるのは、教員や児童生徒を手助…

北斗星(3月18日付)

 日本で人気のバスケットボール漫画「スラムダンク」のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」が韓国でも上映され、大ヒットしている。日本映画の観客動員記録を更新した

地方点描:東由利に学ぶ[本荘支局]

 由利本荘市東由利出身の科学者遠藤章さん(89)は、「奇跡の薬」と評される高脂血症薬スタチンの発見で知られる。約6千株ものカビとキノコを粘り強く調べて偉業を成し遂げた。研究者としての原点は少年時代。野…

社説:日韓首脳会談 信頼築き、連携の強化を

 日本での日韓首脳会談は約5年ぶりだ。共に米国と同盟関係にある東アジアの民主主義国同士でありながら、そこまで関係が冷え込んでいた。その両国がようやく関係正常化への第一歩を刻んだことをまずは歓迎すべきだ…

北斗星(3月17日付)

 今年は全国で桜の開花が早まるようだ。トップを切り14日に東京で咲いた。史上最速タイで平年より10日早かった。昨夕の日本気象協会の発表では秋田市の開花予想日は平年より8日早い4月9日だ

地方点描:現代のるるぶ[大曲支局美郷町駐在]

 美郷町がどう紹介されているか気になり、書店で旅行ガイド本「るるぶ」の秋田版を手に取った。載っているのは道の駅美郷と六郷湧水群の2カ所だった。

社説:福島原発事故12年 処理水放出、当面凍結を

 東京電力福島第1原発事故から12年。政府と東電は2041~51年の廃炉を目指す。しかし最難関である溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しは当初計画より2年以上遅れて今年10月以降に着手する予定だ。廃炉…

北斗星(3月16日付)

 東日本大震災の発生時、秋田市では最大震度5強を観測した。職場のあるフロアも激しい揺れに襲われた。大きな地震とすぐに分かったが、横揺れが想像以上に長く続いた。船に揺られているような感覚を覚えた

地方点描:自覚[本荘支局にかほ市駐在]

 今月9日午前9時半に開かれたにかほ市議会運営委員会(定数7、欠員1)に議員3人が遅刻した。開催を告げるメールは議員のタブレット端末に送られていたが、1人は設定ミスでメールが見られず、2人は見逃したと…