さかなクン「自分ギョトとして考えて」 小学生に海洋ごみ授業
ユニクロが海洋ごみを減らす活動に貢献するキャンペーン「JOIN:THE POWER OF CLOTHING」の発表会が東京都内で開かれ、タレントで東京海洋大客員教授のさかなクンが、約30人の小学4年生を相手に特別授業を行った。
千葉県房総半島沖の定置網漁で、この日取れたばかりの魚を持ち込んださかなクン。グルクンやアイゴなど暖かい海に暮らす魚を紹介し「東京湾ではあまり見られなかったが、ここ10年ぐらいでいっぱいやってくるようになったんですね」と海水温の上昇について語った。
アイゴは海藻を食べる魚といい「日本のあちこちの海で海藻が減っています。海が砂漠みたいになって、カーイソウ(かわいそう)だなあ」と駄じゃれを交えて解説した。
さらにさかなクンは、得意のイラストを披露しながら「海や水辺にプラギョミ(ごみ)が増えている。一人一人が自分ギョト(ごと)として考えることが大事」と力説。マイボトルやエコバッグの使用、ごみの分別などプラスチックごみを削減するための行動を呼びかけた。
東京・原宿のユニクロ原宿店は22日まで、さかなクンが制作協力した海洋ごみ問題について学べる「海洋プラギョミ大図鑑」を展示している。
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