顕微授精技術、柳町隆造さん死去 世界初クローンマウス作製

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柳町隆造氏(稲盛財団提供)
柳町隆造氏(稲盛財団提供)

 不妊治療の一つとなっている顕微授精の技術を確立し、世界初のクローンマウスを作製した米ハワイ大名誉教授柳町隆造(やなぎまち・りゅうぞう)さんが27日、死去した。95歳。北海道出身。ハワイ大が発表した。

 北海道大理学部卒業。精子や卵子が体外でも活性を維持できる条件と手順を詳細に検討し、ハムスターでの体外受精に成功した。顕微鏡下で精子を卵子に直接注入する顕微授精技術を開発し、クローンマウスを作った。

 1996年に国際生物学賞受賞、2023年の京都賞の受賞が決まっていた。

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