斉藤工「白帯監督」と謙遜 窪田正孝は骨折から復帰

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舞台あいさつに登場した斉藤工監督(左)と窪田正孝=東京都渋谷区
舞台あいさつに登場した斉藤工監督(左)と窪田正孝=東京都渋谷区

 ホラーミステリー映画「スイート・マイホーム」の公開御礼舞台あいさつが東京都内で開かれ、主演俳優の窪田正孝と斉藤工監督が登場した。

 第1頸椎の剥離骨折のため主演舞台を降板していた窪田が元気な姿で復帰。「無事に首もくっついて治りました」とあいさつし、観客の温かい拍手で迎えられた。

 斉藤監督は自身を「白帯監督」と謙遜しつつ「監督を頂点としたピラミッドではなく、映画人が集まって伸びやかにクリエーションするイメージ。現場が軽やかになる役割をまといたいなと思っていた」と現場での気遣いを明かした。

 当初はロングショットを中心に映画を構成する予定だったが、撮影が始まると、窪田の熱演に圧倒された撮影監督が「窪田さんの表情に寄らせてください」と提案してきたという。斉藤監督は「同業者としては恐ろしいと感じるくらいの表現の深さ。窪田さんのお芝居で物語の構成全体が変化していった」とたたえた。

 一方の窪田も「いつもはプレーヤーとして同じ方を向いている工さんがカメラ側で見てくれていて、そこに不思議な安心感があった。『さらけ出したい』というか、『全裸になってもいいんじゃないか』っていう気持ちだった」と称賛。斉藤監督は「心の全裸という意味ですからね」と念を押して笑いを誘った。

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