日本代表、団結強めた選手を表彰 ラグビーW杯、一体感醸成

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サモア戦を行うトゥールーズに到着した福田=21日(共同)
サモア戦を行うトゥールーズに到着した福田=21日(共同)

 【トゥールーズ共同】ラグビーW杯フランス大会の日本代表が、団結を強めることに貢献した選手を試合ごとに表彰し、一体感を醸成している。多様な国で育った選手が入り交じるチーム。相互理解を深めるための造語で、世界(グローバル)と地方(ローカル)を合わせた言葉にちなみ「グローカル賞」と名付けられている。

 イングランド戦で受賞したSH福田は「すごく大事な週だったので、もらえたのは率直にうれしかった」と、ほほ笑んだ。

 登録メンバー外だった福田は、練習ではWTBもこなした。相手のサインプレーを再現し、不測の事態による出場機会に備えて味方の約束事も頭にたたき込み「隙間時間で覚えながら取り組んでいる」と語る。

 初戦のチリ戦は垣永とハラシリの両プロップとフッカー堀越のFW第1列が受賞。

 W杯期間中はここまで登録を外れた選手が連続で受賞し控え組に光が当たる。垣永は「ジェイミー(ヘッドコーチ)が『1人でも欠けたらこのチームは前に進めない』と言っていた。僕らにも役割はある。全うしていきたい」と熱い思いを口にした。

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