遠い風近い風[藤田俊太郎]時を経て響く出会い

連載:遠い風 近い風
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 「では今、あなたはどのような表現に興味がありますか?」。二十数年前、20歳だった私が、後に母校となる東京芸術大学美術学部先端芸術表現科の入試で、面接の際に受けた質問だ。「映画が好きで映像に興味があります」と答えると、「これまでどんな活動をしてきたのですか?」と聞かれ、「写真を撮り続けてきました。また、働いている本屋で部分的にディスプレーをやらせてもらいました」と伝えたことを覚えている。

 私は10代の後半、秋田駅前にあった秋田フォーラス地下のヴィレッジヴァンガードでアルバイトをしていた。店長、店員の皆さんが芸術に対して造詣が深く、たくさんのことを学んだ。

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