時代を語る・銭谷眞美(11)予算折衝“お祭り騒ぎ”

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入省1年目の予算内示を伝える昭和48(1973)年12月22日付秋田魁新報
入省1年目の予算内示を伝える昭和48(1973)年12月22日付秋田魁新報

 国の予算編成は大変な仕事です。私が文部省(現文部科学省)に入った頃、各省は次年度に必要な予算を概算要求として毎年8月末に大蔵省(現財務省)に提出。査定を経て12月20日ごろに1次内示を受けました。

 予算内示は概算要求より削減されているので、ここから「復活要求」をします。段階的に1次復活、2次復活、さらに大臣折衝と続きます。最後は与党三役と大蔵省の間で協議してまとめ、政府が次年度予算の概算を閣議決定する流れでした。

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