中国、大学入試に習氏演説 作文試験、思想教育を強化

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全国一斉の大学入試「高考」に臨む受験生ら=7日、北京(共同)
全国一斉の大学入試「高考」に臨む受験生ら=7日、北京(共同)

 【北京共同】中国で全国一斉の大学入試「高考」が7日、始まった。作文の試験では習近平国家主席が米欧の対中政策をけん制した演説が取り上げられ、習指導部による思想教育の強化が鮮明となった。中国は新型コロナウイルス感染が再び流行しており、会場ではマスクを着けて試験に臨む受験生が目立った。

 中国メディアによると、作文のテーマとして出題されたのは習氏が3月に開かれた中国共産党と外国の政党による会議で「他人の明かりを吹き消しても自分は明るくならない。他人の道を妨げても遠くへは行けない」と述べた演説。2014年の国際会議で欧米への対抗心をのぞかせた演説と合わせ、習氏の発言への理解が試された。

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