山ぶどうワインコンクール、クラファンで運営費募る

　秋田県小坂町の第三セクター・小坂まちづくり会社は、７月に町内で開かれる「第１回日本山ぶどうワインコンクール」の運営費を募るクラウドファンディング（ＣＦ）を実施している。寄付金は返礼品の費用を差し引き、全額をコンクール実行委員会に贈る。実施期間は６月末まで。

　コンクールは、ヤマブドウ系品種で醸造したワインのブランド化を図り、地域活性化や交流人口拡大につなげるのが目的。７月１４～１６日にホテル小坂ゴールドパレスなどで開かれる。１５日は芝居小屋・康楽館でフォーラムがあり、審査員による講演などを予定している。主催は各地の醸造所やブドウ生産者らでつくる「日本山ぶどうワイン協会」、主管は町が事務局を務める実行委員会。

　寄付金は審査員や運営スタッフの招待費、会場設営費などに充てられる予定。返礼品は、コンクールへの出品を目指して特別醸造した赤ワイン「小公子」。通常より発酵を早く止め、ほんのりした甘さと酸味をバランスよく仕上げた。寄付金１万円につき７２０ミリリットル入り１本を贈る。