日本海中部地震40年:識者の視点(中)無理ない備え、普段から 日赤秋田短大・及川真一講師(防災教育)

連載:日本海中部地震40年
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及川真一講師
及川真一講師

 地震と津波は、いつか再びやってくる。「その時」に備え、私たちはどんな準備をすればいいのか。地域住民や児童生徒の防災力向上を目指し、各地で「防災キャンプ」を展開している日本赤十字秋田短大介護福祉学科の及川真一講師(48)=防災教育=に聞いた。

 ―日本海中部地震から40年が経過した。

 「当時、仙台市の小学生だった。報道されていたが、記憶はほぼない。その前に宮城県沖地震(1978年)は経験した。東松島で列車に乗っていたが、揺れで脱線し、暗い道を歩いた記憶がある。2011年の東日本大震災は秋田に赴任する直前。3月11日は、仙台市の家に帰宅した直後、揺れに襲われた。故郷の惨状を目の当たりにし、自分にできることは何かと考えたのが活動の原点。秋田に行ったら必ず防災教育をやろうと決意した」

 ―体験型の防災教育を実践する意義は。

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