「東雲羊羹」製造元、熊谷長栄堂が6月末で閉店 創業186年の歴史に幕

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 秋田県能代市東雲(しののめ)地区にある「東雲羊羹(ようかん)」製造元の熊谷長栄堂(鈴木博代表)が、6月末で閉店し、江戸時代から続く186年の歴史に幕を下ろす。地域で長年親しまれてきた銘菓が絶えることになり、店には常連客や取引先から惜しむ声が寄せられている。

長年親しまれた東雲羊羹

 熊谷長栄堂は1837(天保8)年創業。東雲羊羹の製造一筋で、伝統の味を守り続けてきた。2014年に7代目の熊谷健さんが亡くなり、営業を一時休止したが、「なくならないでほしい」という声が地域で相次いだため、2人の弟が引き継いで翌年3月に再開していた。

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