ＢＴＳ・ＳＵＧＡが日本でラジオ収録　小室哲哉と音楽トーク

　韓国の人気音楽グループ「ＢＴＳ」のメンバーＳＵＧＡが、日本で開催のソロツアーを前に、ニッポン放送のラジオ番組収録に臨んだ。３月に亡くなった音楽家の坂本龍一さんとコラボレーションした楽曲に触れ「聴きながら僕自身も癒やされる曲作りになった」と語った。

　「坂本先生の曲が子どもの頃から大好きで、すごくインスピレーションを頂いていた」というＳＵＧＡ。４月にリリースしたソロアルバムの収録曲で坂本さんの参加がかない「初めてお目にかかるのに以前からの知り合いのような方だった。親しみがあって、とてもすてきな先輩だった」と振り返った。

　ＳＵＧＡが日本のラジオ番組でパーソナリティーを務めるのは初めてで日本の漫画も話題にした。「スラムダンク」は「１００回以上読んだのではないか」と言うほどのファンで、登場人物の中でも特に三井寿の諦めない姿勢を表すせりふが好きだと明かした。

　ラジオにはＳＵＧＡが話してみたかったという音楽プロデューサーの小室哲哉がゲスト出演。米国を中心とした世界的ヒットを実現させたＢＴＳを小室は「アジア人にとっての一つの壁を破ってくれた人たち」と賞し、ＳＵＧＡは「米国のマーケットを狙ったわけではないが、運良く全てがうまくいった。自分もたまに不思議に思う」。日本の音楽については「バンド音楽が強くて上手」と話し、「（日本で）いろんなライブも見たかったが、スケジュールがタイトなので、すぐ帰らないといけない」と残念がった。

　特別番組「ＢＴＳ　ＳＵＧＡのオールナイトニッポンＧＯＬＤ」は６月９日午後１０時から放送。