愛知、三重、静岡でも線状降水帯 3日まで広範囲で大雨警戒

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大雨の影響で警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」が発表された静岡県磐田市内=2日午後6時25分
大雨の影響で警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」が発表された静岡県磐田市内=2日午後6時25分

 台風2号からの暖かく湿った空気が前線に流れ込んだ影響で、愛知、三重、静岡の各県で2日午後、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が新たに発生した。同日昼までに高知、奈良、和歌山の各県でも線状降水帯が発生し、計6県になった。気象庁は西日本から北日本の広い範囲で3日にかけて激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけた。

 2日午後、和歌山県紀美野町と紀の川市の川で人が流されたとの通報があり、警察や消防が捜索している。愛知県豊橋市や静岡県磐田市などでは、川の増水のため警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」を発表した。

 6時間降水量は2日午後9時時点で、高知県土佐清水市・三崎で291ミリ、愛知県田原市で240ミリ、同県新城市・作手で229ミリ、同県豊橋市で222・5ミリと観測史上最多を記録。高知県四万十市で216ミリ、徳島県美波町で215・5ミリを観測した。前線は3日朝には東日本の太平洋側まで南下するが、非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、活発な状態が続く。

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