秋田県能代市の能代港では40年前、東北電力能代火力発電所の用地造成などの工事に従事していた作業員らが津波にのまれ、36人が犠牲となった。当時、現場監督をしていた三種町鵜川の田村雅義さん(72)も津波に襲われ、死を覚悟した。

工事現場は岸から400メートルほど離れた沖合だった。護岸を築くため、1辺が10メートル以上ある箱状のコンクリート「ケーソン」を南北約1キロにわたって並べていた。田村さんはケーソンの上に、さらにコンクリートを2メートルかさ上げする作業に従事していた。
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