東京・下北沢に演劇情報発信基地 「交流の拠点にしたい」

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観劇三昧ラボの外観=東京都世田谷区
観劇三昧ラボの外観=東京都世田谷区

 「演劇の聖地」として知られる東京・下北沢に、演劇グッズ専門店「観劇三昧ラボ」がオープンした。前身の「観劇三昧」を約1年の休業を経てリニューアル。全国の劇団のオリジナルグッズを販売する他、演劇の情報発信基地としての機能をパワーアップしたという。(共同通信=鈴木賢)

 店を運営するネクステージ(大阪市)は、約630劇団の2200余りの作品をサブスクリプション(定額利用)で見られる映像配信サービスや、ライブ配信サービスを展開している。これらのノウハウを生かして、観劇三昧ラボにライブ配信に関する相談窓口を設置。劇団の活動をサポートする新サービスも始める。

 SNS(交流サイト)の活用にも力を入れると同時に、グッズの販売も強化。店に入ると、さまざまな劇団が制作した台本や公演のDVD、Tシャツ、缶バッジなど、劇場に行かないと買えないレアなグッズがずらり。大入り袋、養生テープや荷物札など、劇団員が対象の実用的な商品を扱っているのも面白い。

 スタッフの多々羅あすかさんは「新型コロナウイルスの影響で、演劇を動画配信で見るスタイルが定着した一方、劇団員と観客の距離は広がった。店を、ファンが劇場に戻るきっかけになるような交流の拠点にしたいです」と話す。

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