ドローン用想定、新世代モーター開発へ 秋大・県立大運営の共同研究センター

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秋田市の新世代モーター特性評価ラボにあるモーターの評価装置(秋田大提供)
秋田市の新世代モーター特性評価ラボにあるモーターの評価装置(秋田大提供)

 秋田大と県立大が運営する「電動化システム共同研究センター」は、島根大や県内企業と連携して高性能な新世代モーターの開発に乗り出す。島根県側では金属材料をモーターの中核部品向けに加工する方法の研究を、本県側ではモーターの組み立てや性能試験を手がける。ドローン用のモーターを主に想定しており、軽量で高出力かつ省エネルギーを実現する製品の開発を目指す。本年度内に試作品を完成させる予定だ。

 共同研究センターは航空機の電動化などを目的に県や秋田大、県立大などが2021年4月に設立。22年4月には、主要試験施設となる「新世代モーター特性評価ラボ」が秋田市雄和に完成した。

 ラボには国内最大級のモーター評価装置が設置されており、今回の連携事業で開発するモーターの性能試験や評価に活用する予定。モーターの組み立ては独自開発のコイルを応用したドローン用モーターの製造実績があるアスター(横手市)が担う。

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