食品や運賃、値上げの春 年金は目減り、暮らし重荷

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東京都内のスーパーの売り場
東京都内のスーパーの売り場

 新年度が始まる4月は原材料高で食品値上げが続き、鉄道や宅配便の運賃も上がる。公的年金は増えるが物価高で実質的に目減りし、暮らしの重荷は増す。出産時に受け取れる出産育児一時金は原則42万円から50万円に増額。「こども家庭庁」が発足し、子ども政策充実に向けた節目となる。残業抑制策強化など労働分野の制度変更も多い。

 帝国データバンクによると、4月の食品値上げは5千品目近く。大手が1日以降にマヨネーズやチーズを値上げし、キッコーマンのしょうゆは約5~11%高くなる。

 首都圏に続き、1日は関西の鉄道大手6社が値上げ。JR西日本は近畿の一部区間の運賃に加え山陽新幹線「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金を最大420円上げる。宅配便は佐川急便が平均8%、ヤマト運輸も3日から平均約10%上げる。

 夏用タイヤの出荷価格も相次ぎ上がる一方、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険料は事故減少を反映し、全車種平均11・4%下がる。

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