時代を語る・成田光弘(31)「黒い霧」で飲食自粛

連載:時代を語る・成田光弘
有料会員向け記事
※写真クリックで拡大表示します
黒い霧事件を巡る質疑が行われた衆院予算委員会(昭和45年3月9日)。事件は社会問題になった
黒い霧事件を巡る質疑が行われた衆院予算委員会(昭和45年3月9日)。事件は社会問題になった

 阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)時代、飲みに行くチームメートといえばキャッチャー仲間か、バッテリーを組む投手陣でした。互いの考えを理解するのが目的でした。ところが、杯を交わしてのコミュニケーションを自粛せざるを得ない局面がありました。「黒い霧事件」がプロ球界を揺るがした時期です。

 〈黒い霧事件は、プロ野球選手による野球賭博絡みの八百長疑惑。昭和44(1969)年10月、西鉄ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)の投手が暴力団の依頼で八百長を働いたことが発覚。その後、別の西鉄選手の関与や、他球団選手のオートレースでの八百長、暴力団との交際も相次ぎ判明。選手6人が永久追放処分となった〉

お気に入りに登録
シェアする

秋田魁新報(紙の新聞)は購読中ですか

紙の新聞を購読中です

秋田魁新報を定期購読中なら、新聞併読コース(新聞購読料+月額330円)がお得です。

新聞は購読していません

購読してなくてもウェブコースに登録すると、記事を読むことができます。

連載企画:時代を語る・成田光弘

この連載企画の記事一覧

秋田の最新ニュース