上海列車事故から35年 28人犠牲の高校で慰霊式、高知
私立高知学芸高(高知市)の生徒ら28人が修学旅行中に中国・上海郊外で死亡した列車事故から35年となった24日、同校で慰霊式が営まれた。遺族や教職員、在校生代表ら約150人が参列し、正門脇の慰霊碑「永遠の碑」の前で黙とうをささげた。
橋本和紀校長は「かけがえのない28人の命が奪われたことに謹んでおわび申し上げる。事故のことを忘れずに語り継ぐ」とあいさつした。
娘の寿和さん=当時(16)=を亡くした宮地俊子さん(74)は式典終了後、遺影を持って取材に応じ「時がいくら流れても悲しみの淵に沈んでいる。風化されないことを願っている」と涙ながらに語った。
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