ジャンボうさぎの「フェス」、飼育文化守る転機に 立ち上げに奔走した関係者の思い

連載:ジャンボうさぎは終わらない
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10・4キロのジャンボうさぎを抱く佐藤さん(1984年5月31日の秋田魁新報夕刊より)

 うわさは一気に地元を駆け巡った。

 「喜志治のウサギ、10キロ超えたど!」

 中仙町(現秋田県大仙市)の佐藤喜志治さん(故人)が飼うウサギの体重が大台に乗ったのは、1984年のことだった。生後17カ月の雌の「館桜号」。体重10・4キロ、体長58センチ。それまで、日本白色種秋田改良種は大きく育っても7キロほどとされていた。

 物心ついた頃からウサギを飼っていた佐藤さんは当時75歳。半世紀以上にわたり、改良に打ち込んできた。

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