3月県内景気「持ち直し」据え置き 中小企業の賃上げ焦点

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 日銀秋田支店は17日、3月の県内金融経済概況を発表した。県内の景気判断を「持ち直している」として5カ月連続で据え置いた。個人消費は食料品を中心に堅調に推移し、宿泊の需要も伸びた。大手企業で大幅な賃上げが相次いで決まる中、物価高に見合う賃上げが県内中小企業に広がるかが焦点になるとした。

 主要6項目の全てで前回判断を維持した。個人消費は、飲食や宿泊関連がインバウンド(訪日客)の回復、コンサートなどのイベント効果もあって改善基調。小売りは比較的安価なプライベートブランド(PB)商品を扱う店舗で好調が続いている。電気代の上昇を受け、省エネ性能の高い白物家電の需要が増えたという。

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