北都銀、2年前倒しで公的資金完済 伊藤頭取「脱炭素、企業再生に注力」

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 北都銀行は27日、公的資金を完済した。業務効率化と併せて、地元企業の支援に継続的に取り組んできたことが経営の改善につながった。伊藤新頭取は秋田魁新報の取材に対し「これからはリスクを取る余力がある。脱炭素分野や企業再生、創業・起業の支援などに、より一層目を向けていきたい」と強調した。県内経済を支える地域金融機関として、新たなスタートを切る。

 北都銀はリーマン・ショック後の2009年3月期、過去最大となる179億円の最終赤字を計上。親会社のフィデアホールディングス(HD、仙台市)が10年3月、北都銀の財務基盤強化のため公的資金100億円を受け入れた。当時、総合企画部長だった伊藤氏は「当局との交渉はハードだった」と振り返る。

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