転落リスク、補助具で軽減 湯沢の男性が商品化「雪下ろしの事故防止に」

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 秋田県湯沢市西愛宕町の塗装職人・佐藤幸二さん(65)がはしごを屋根にかけ、上って作業する際の転落リスクを軽減する補助具「のきさき君」を開発、販売している。アルミ製はしごを切断して先端に鉄製のフックを付け、屋根の雪止めに引っかけて足場にする。佐藤さんは「雪下ろしなどの作業事故防止につながればうれしい」と話す。

屋根に上り下りする際の補助具「のきさき君」を開発した佐藤さん。4種類を展開している


 羽後町出身の佐藤さんは、県立湯沢職業訓練校に進み、市内の塗装会社で職人として腕を磨いてきた。住宅などの現場で作業するたび、立てかけたはしごから屋根に移ったり、下りようと足をかけたりする時に「踏み外してしまわないだろうか」と危険を感じていた。近しい職人仲間も同じ思いだったという。

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