検察要求で裁判期日前倒し 比、容疑者送還に本腰か

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取材に応じる渡辺優樹容疑者の弁護人、エルジュン・リコ氏=1日、マニラ(共同)
取材に応じる渡辺優樹容疑者の弁護人、エルジュン・リコ氏=1日、マニラ(共同)

 【マニラ共同】日本の警察が広域強盗事件に絡みフィリピンに強制送還を求めている渡辺優樹容疑者(38)の弁護人、エルジュン・リコ氏が1日、共同通信などの取材に応じた。容疑者が被告となり送還の妨げになっている現地での刑事裁判の期日が、検察側の要求で16日から2日に前倒しされたと明らかにした。

 リコ氏はマニラの裁判所の判断次第としながらも、2日にも裁判が「棄却される可能性がある」と指摘した。有罪となれば刑期を終えるまで送還されないが、レムリヤ法相は8日に始まるマルコス大統領の訪日までに、渡辺容疑者ら4人を一斉送還したい考えを示しており、フィリピン側が本腰を入れた格好だ。

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