羽後町の協和精工、海外向け好調 工具と腕時計「ミナセ」

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協和精工が海外販売を強化している「ミナセ」の腕時計(左)と切削工具(同社提供)
協和精工が海外販売を強化している「ミナセ」の腕時計(左)と切削工具(同社提供)

 精密切削工具・腕時計製造の協和精工(秋田県羽後町、鈴木豪社長)の海外向け販売が好調だ。2022年9月期(21年10月~22年9月)の海外販売比率は、腕時計事業(相手先ブランドによる生産を除く)が30%で20年9月期の3・7倍、工具事業は12%で同2・4倍に拡大した。自社ブランド「MINASE(ミナセ)」の欧州での浸透や、半導体不足に伴う半導体製造装置の需要増が追い風となり、売上高全体を押し上げている。

 同社は18年、ミナセをスイス・ジュネーブで販売したのを皮切りに、輸出事業に乗り出した。現地の商社と連携した卸販売や、電子商取引(EC)サイトでの販売、交流サイト(SNS)を活用した広報宣伝などにより、欧州各国をはじめ北米や香港にも販路を広げてきた。

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