秋田犬保存会春の本部展、大館市外で開催 会館改修、市議会の対応に不満
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秋田県大館市に本部を置く公益社団法人秋田犬保存会(遠藤敬会長)は30日、85年にわたって市内で開催してきた本部展の春季展を、県南地域で5月に開く方針を明らかにした。保存会が入る秋田犬会館の改修工事への助成に関する請願を市議会が不採択としたことなどから「協力的でない」として遠藤会長が開催地変更を決めた。関係者からは「今年は忠犬ハチ公生誕100年でもあり残念でならない」との声が上がっている。
保存会によると、本部展は秋田犬の容姿を競う最大の展覧会。記録が残る中では1938年に全国大会としてスタートし、戦中の中断を挟んで大館で毎回開催してきた。現在は年2回開き、春季を大館で、秋季を東北・北海道を除く県外で開催。今年の秋季は関東で開催予定のため、年間を通じて大館で本部展が開かれない見通しとなった。
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