「だましてお金を得るのはよくない」 ファミマ店長、犯人を説得
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「だましてお金を得ようとするのはよくないよ」。秋田県大仙市神宮寺にあるファミリーマート大仙かみおか店の熊谷幸代店長(54)は、特殊詐欺の犯人とみられる男に、悪事をやめるよう電話口で説得を試み、客が被害に遭うのを未然に防いだ。
昨年12月13日、店で市内の60代女性が携帯電話で通話しながらATMを操作していた。特殊詐欺を疑った熊谷店長は「何の振り込みですか」と声をかけた。女性から「携帯電話の未納料金の支払いです。教えてもらいながらやっているので大丈夫ですよ」と返されたため、電話を代わってもらうことにした。
「これは詐欺ではないですか」
「違います」
「脅したり、怖がらせたりして、人をだましてお金を得ようとするのはよくないよ」
「なんであなたにそんなことを言われないといけないんですか」
やりとりを続けるうちに、言い返すばかりだった相手も、熊谷店長の説得に耳を傾けるようになった。
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