灰色の細長い魚体にとがった鼻先。大きな目は見ていると引き込まれそう…。これからの時期、秋田県沖で水揚げされるアブラツノザメだ。沿岸部ではタラとともに冬の味覚として親しまれてきたが、調理法が分からず手を伸ばせずにいる人もいるかもしれない。県水産振興センター(男鹿市)の水谷寿所長(60)は「味が淡泊なのでどんな料理にも使える」と話す。

近年の本県沖での年間漁獲量は50~100トン(同センター調べ)。底引き網や刺し網で漁獲される。北太平洋全域に分布し、日本では主に東北や北海道の沖合で取れる。全長は大きいもので雄1メートル、雌1・2メートルを超える。成長が遅く、1メートルに達するまで少なくとも25年はかかるとされる。
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