列車運休、飛行機欠航… 25日も暴風雪の見込み、交通機関に影響

秋田市のJR秋田駅西口では屋根の掛かった通路「ぽぽろーど」の中まで雪が吹き込んでいた=午前11時20分ごろ

 寒波による暴風雪は25日も続く見込みで、秋田県内の交通機関に影響が出る見通し。列車や飛行機の一部で既に運休や欠航が決まっている。

 JR秋田支社は25日、羽越線の酒田―新屋間で終日運休するほか、新屋―秋田間は本数を減らして運行。特急いなほは1、7、8、14号が全区間(新潟―秋田間)で運休する。五能線は能代―深浦間は終日運休し、東能代―能代間で本数を減らして折り返し運転する。深浦―五所川原間は午前9時ごろから運休し、五所川原―弘前間は午前10時ごろから折り返し運転する。

 奥羽線の新庄―院内間は終日運休する。北上線は午前9時ごろから全線運休。花輪線は松尾八幡平―鹿角花輪間で午後8時ごろから運転を見合わせる。

 空の便は、秋田空港発着の札幌、東京、大阪、名古屋の計32便と、大館能代空港の東京便全6便が欠航する。

 暴風雪による交通への影響は24日も出た。JR各線では羽越線で酒田―羽後本荘間が終日運休したほか、羽越、奥羽、男鹿線の特急と普通上下計29本が運休と区間運休となり、10本に最大3時間の遅れが出た。空の便では、視界不良のため秋田空港発着の札幌、東京、大阪、名古屋便計14便が欠航。大館能代空港は東京便2便が欠航した。

 県警によると24日午後4時時点で、路外逸脱や追突などの交通事故が全県で29件発生。吹雪による視界不良のほか、路面凍結による滑走が原因とみられる。

 県警交通企画課は「数日は路面と視界状況の悪い状態が続く可能性がある。時間や車間距離、心に余裕を持った運転を徹底してほしい」と注意を呼びかけている。

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