県内市町村、財政硬直化和らぐ 2021年度決算経常収支比率

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 秋田県がまとめた25市町村の2021年度決算(普通会計)の概要によると、財政の弾力性を示す経常収支比率の平均は前年度比4・1ポイント減の87・7%だった。全市町村で減少した。県市町村課は、地方交付税の増加などが影響し、財政の硬直化が若干和らいだとしている。

 経常収支比率は、一般財源収入に占める人件費や社会保障関係費、借金の返済に充てる公債費など義務的経費の割合。数値が高いほど一般財源に余裕がなくなって財政が硬直化し、自由に使える予算が少なくなるとされる。

 比率が最も高かったのは北秋田市で94・2%(20年度比1・2ポイント減)。次いで、仙北市93・2%(同2・6ポイント減)、湯沢市92・9%(同1・5ポイント減)となった。最も低かったのは井川町の77・4%(同5・0ポイント減)だった。

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