公立高入試に「特色選抜」導入 スポーツ選手の流出懸念も

連載:教育2023
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 県内公立高校の入試制度が、今冬行われる2023年度入試から大きく変わる。これまで1月下旬に行っていた「前期選抜」を「特色選抜」に改め、3月上旬の一般選抜と同じ日程で、5教科の学力検査を行う。試験日程を入学直前に統一することで、中学校から高校へ学習面で円滑に接続することなどが狙いだが、有望なスポーツ選手の県外流出を懸念する声もある。

 ◇  ◇

 「入試制度の変更により有望なスポーツ選手の県外流出が危惧される」―。前期選抜の趣旨を継承する新たな入試制度「特色選抜」を巡り、昨年の12月県議会で複数の議員からこんな意見が上がった。

 県外の私立高校は1月ごろに推薦入試などを実施。スポーツに打ち込みたい受験生は県内公立より早く合格が決まる県外私立に向かうのではないかとの懸念が生じている。

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