横手の老舗書店に「いちごパフェ500円」 3代目店主の思いとは
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秋田県横手市の中心部、夏の「送り盆まつり」で知られる蛇の崎橋の近く。戦前からこの地で営業する金喜(かねき)書店は、外観は普通の「街の本屋さん」だ。しかし店に入ると、ボードに書かれた「いちごパフェ500円」が目に飛び込む。

右に調理場、左にテーブル席とカウンター席が計10席ある。「とにかくお客さんに来店してもらうことが大事なので、カフェコーナーを設けたんです」と経営者の和泉正之さん(61)。
招き猫をもじった「きまぐれカフェ かねきねこ」は、会心のネーミング。日中は主に女性グループ、夕方からは学校帰りの高校生が訪れる。「本を『ついで買い』してくれる人もいるし、本を買いに来てカフェで読む人もいます」。カフェを抜ければ一般的な本屋のたたずまいだ。
金喜書店は1930(昭和5)年創業で、和泉さんは3代目。店内の「多角化」で書店離れの食い止めを図る。
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