BNPパリバ証券・中空麻奈さん「2023年の世界経済・日本経済を展望する」 さきがけ政経懇話会
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秋田さきがけ県北政経懇話会の12月例会が16日、秋田県大館市のバーリーズクラブで開かれ、BNPパリバ証券グローバルマーケット統括本部副会長の中空麻奈さんが「2023年の世界経済・日本経済を展望する」の演題で講演した。債券市場分析を専門とする立場から「来年の最大の鍵は金利動向」と解説。欧米の金利上昇が来年5、6月には止まり、徐々に円高に振れていくとの観測を示した。15日には大仙市のグランドパレス川端で行われた秋田さきがけ県南政経懇話会でも講演した。
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中空さんは、ロシアによるウクライナ侵攻に起因する世界的な物価高について説明。利上げは本来、物価上昇をもたらす好景気の過熱を抑制するためのものだといい、「米国は購買力が低下している中で金利を上げ過ぎ、景気を悪化させた」と分析した。「侵攻が長引けば資源価格の高騰、サプライチェーン(供給網)の変調はさらに続く」とも語った。
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