サファイア基板大型化、半導体分野でビジネス拡大 アダマンド並木精密宝石
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秋田県内に拠点を持つ精密部品メーカー・アダマンド並木精密宝石(東京、並木里也子社長)は29日、直径12インチ(約30センチ)の大型人工サファイア基板を開発し、販売を始めたと発表した。サファイア基板は、半導体の材料となる結晶を成長させる「下地基板」や電子デバイスの材料として使われており、大型化によって半導体や電子機器分野でのビジネス拡大を目指す。
同社によると、サファイア基板はこれまで主に発光ダイオード(LED)向けの下地基板として使われてきた。同社秋田湯沢工場(湯沢市)では2000年ごろから一貫して、サファイア基板の生産を手がけてきたが、生産できるサイズは直径2~8インチまでだった。近年の半導体業界の需要増に対応するためにも、同業界で主流となっている12インチサイズへの拡大を目指していた。
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