【男鹿支局長・藤原剣】29日朝7時。漁師たちが乗り込んだ1隻の漁船が男鹿市の北浦漁港を出発した。
今シーズンの季節ハタハタ漁、2度目の操業だ。
北浦の漁師は、一斉操業の前に共同で、ハタハタの接岸を確認するモニタリング用の網を仕掛ける。まとまった水揚げがあると、それ以降は各船が本格的な操業を始める。
1年ぶりの光景だ。最初のまとまった水揚げの瞬間を逃さず報道するため、今季も漁港に通う日々が始まった。
胸の高鳴りを抑えて待っていると、モニタリング用の網を引き上げた漁船は30分ほどで帰港。「なんとだー?」。港で待っていた漁師が声をかける。

降ろされた三つのかごには、メバル、アイナメ、タナゴ、ナマコ…。そして、待ち望んでいた姿があった。
1匹だけだが、ブリコを抱えたハタハタだ!
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