激しく動く念仏「坂東曲」 京都・東本願寺

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僧侶たちが体を揺らしながら念仏を唱える東本願寺の「坂東曲」=28日午前、京都市
僧侶たちが体を揺らしながら念仏を唱える東本願寺の「坂東曲」=28日午前、京都市

 真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で、宗祖親鸞の命日に当たる28日、僧侶たちが体を前後左右に激しく揺らしながら念仏を唱える「坂東曲」を行い、親鸞をしのんだ。

 境内中央にある広さおよそ千畳の御影堂で、男女の僧侶約30人が座ったまま一斉に上半身を深く倒し「なーむあーみだーぶ」と独特の節回しで念仏を繰り返し、仏をたたえる言葉を声高らかに唱和した。

 寺によると、坂東曲は大谷派だけに伝わり、8日間続く法要「報恩講」の締めくくり。起源は定かではないが、親鸞が越後(現在の新潟県)に流される途中、船上で嵐に見舞われる中で念仏を唱えた姿を再現したという説がある。

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