京都・南座、歌舞伎看板客を待つ 年の瀬に向け「まねき上げ」
京都に年の瀬の訪れを告げる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」の開催を前に、出演俳優の名前を書いた看板を京都市東山区の劇場「南座」に掲げる「まねき上げ」の作業が25日、行われた。
看板は54枚あり、1枚が長さ約1・8メートル、幅約30センチのヒノキ板。南座正面に組んだ足場を使い、作業員数人が片岡仁左衛門さんの看板を持ち上げて設置する様子が報道関係者に公開された。太く丸みを帯びた「勘亭流」という独特の書体でびっしり書き入れており、「劇場の隅々まで客が入るように」との思いが込められている。
公演は12月4日から25日まで(12日と19日は休演)。
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