三セク岩城の清算不可避 由利本荘市、債務3千万円肩代わり
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秋田県由利本荘市の湊貴信市長は24日、先月の市指定管理者選定委員会で落選し、来年度以降の道の駅岩城などの管理業務を失った市の第三セクター・株式会社岩城について、「法人の清算に向かわざるを得ない」と述べた。岩城の債務約3千万円を市が肩代わりし、清算手続きを支援するとした。
岩城は新型コロナウイルス禍などで経営難が深刻化。資本金の85・3%を出資する大株主の市は、年度ごとの指定管理料に加え、過去2カ年は運営補助金や貸付金を拠出して支援してきたが、岩城は昨年度末で再び債務超過に陥った。
湊市長は24日の定例会見で、岩城の財務状況や主たる収入源がなくなることを踏まえ、存続は困難と説明。年内の臨時株主総会で方向性が決まるとした。清算に当たっては「関連事業者や金融機関に多大な影響が及ばないよう、大株主の市が一定の財政負担をせざるを得ない」と述べた。
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