北斗星(11月24日付)

 「女性が働きやすい職場は、男性も働きやすいはず」と平鹿建設業協会(横手市)の職員。会員企業の女性従業員の要望を聞き、企業側に伝えている。職員は育児に対応した柔軟な勤務時間など企業が労働環境を改善し、男性にも適用するケースを想定していた。男性の働き方も変わってきそうだ

▼建設現場では近年、自動制御の建設機械が導入されるなど、男女が体力や経験の差に左右されずに働ける環境が整いつつある。協会は地元の女子高校生を招き、現場で働く女性が建設業の魅力を語る「建設女子会」を毎年開催。慢性的な人手不足の中、業界に興味を持ってもらい優秀な人材を確保する狙いがある

▼若い女性の活躍の場を増やす鍵は男女格差解消にある―。国立社会保障・人口問題研究所の林玲子副所長の講演内容を伝える記事が一昨日の本紙にあった

▼林副所長は、就職する際に地元を離れる女性の割合が高いという本県の状況を挙げ、「希望する職を見つけられない傾向にある」と指摘。それは男女平等の度合いが低調なことと関係があると分析していた

▼講演は県などが主催する地方創生フォーラムの一環。テーマは「若年女性の定着・回帰」だった。女性が選ぶ職場の在り方がクローズアップされ、平鹿建設業協会の取り組みを思い出した

▼女性も男性も、ともに能力を発揮し生き生きと働く。そうした職場を一つ一つ増やしていくことが女性の地元定着、ひいては地方活性化につながるに違いない。

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