「世界の宝」観光活用を 大湯環状列石・遺産登録1周年でシンポジウム

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大湯環状列石の価値や保存、活用方法を考えたシンポジウム
大湯環状列石の価値や保存、活用方法を考えたシンポジウム

 秋田県鹿角市の大湯環状列石の世界文化遺産登録1周年と、ガイダンス施設・大湯ストーンサークル館の開館20周年を記念したシンポジウムが5日、市文化の杜(もり)交流館コモッセで開かれた。市民ら約80人が参加。登録に携わった専門家の講演などを通じ、遺跡の価値や今後の保存と活用について考えた。市教育委員会の主催。

 特別講演で文化庁文化資源活用課の鈴木地平文化財調査官は「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する資産としての大湯環状列石の価値や特徴について解説した。

 本県を含む4道県の17遺跡からなる遺跡群は、世界史上まれな農耕を伴わない定住生活の痕跡がある点が特徴だとし「出土した土器が定住を示す何よりの証拠。人類の常識を覆した」と説明。農耕社会が始まる前の人類が、北東アジアでどう生きていたのかを考古学的証拠で示すことができるのは、この遺跡群だけだと重要性を述べた。

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