電気代、6社値上げ申請へ 9社赤字5000億円超
東京電力と沖縄電力は1日、国への認可申請が必要な規制料金含む電気料金の値上げを検討していると表明した。東北、北陸、中国、四国の4電力も申請の方針で大手電のうち6社が値上げする見通し。燃料価格上昇や円安進行でコストが膨らむ一方、価格転嫁ができず収益が悪化していた。電力10社の2022年9月中間連結決算は9社が純損益で赤字転落、赤字額合計は5千億円を超えた。
政府は電気料金の上昇を見据え、来年1月にも料金を約2割引き下げる負担軽減策を導入する。来年9月には支援策の縮小方針を打ち出しており、燃料高が長期化し電気料金が高止まりした場合、家計負担が増す恐れがある。
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