北斗星(10月30日付)

 冷めていても、ふっくら感があり、かみしめるたびに甘みと粘りが広がった。きのう本格デビューした県新品種米「サキホコレ」。早速、秋田市内のスーパーでおにぎりを購入し、味わった

▼昨年の先行販売では開店早々に売り切れる店もあった。今年は9倍の量が販売されるとあってか、並ばずに2キロ入りの袋も買えた。炊きたてのほかほかなら、どんな食べ方をしようかと思いを巡らせた

▼「ご飯のお供」は数多い。いぶりがっこをはじめとする漬物のほか、納豆、つくだ煮…。トンブリやギバサも忘れてはいけない。加工品から山や海の幸まで、本県を代表する味が思い浮かぶ。サキホコレとよく合いそうな県産食材は多彩だ

▼これらの農産物や加工品の一部が、大仙市の大曲体育館に展示されている。サキホコレデビューと共に始まった県種苗交換会の主会場だ。歴史ある農業の祭典の開幕にデビューのタイミングを合わせたことに、本県農業の発展につなげていこうという関係者の意気込みを感じた

▼その関係者を喜ばせたのが、東京と大仙をオンラインで結んだサキホコレのデビューイベント。東京会場で都内のコメ卸業者の担当者が、サキホコレの味について「衝撃的」と称賛した。大仙会場に集まった生産者の苦労も報われたに違いない

▼交換会ではサキホコレのおにぎり配布に長蛇の列。来場者の関心の高さがうかがえた。県民が味わって素晴らしさを発信していくことが、何よりのPRになるだろう。

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