1881(明治14)年、明治天皇は北海道と東北の巡幸で角間川に立ち寄り、本郷家に建てられた行在所(あんざいしょ)に1泊した。建物は既にないが、本郷家主屋の土間から見える庭に幅120センチ、奥行き100センチの四角い切石がある。行在所があったことを示す跡である。

明治天皇は青森県を経て大館市の矢立峠から秋田入りした。巡幸は国道を通るのが通例だったという。角間川は、当時の国道の途中にある追分交差点を西に曲がって川を渡った先にある。国道沿いでないにもかかわらず、明治天皇はこの年の9月19日に角間川に立ち寄り、本郷家に泊まったのである。
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