
主屋の内蔵は、1869(明治2)年に完成した土蔵である。
黒しっくいの重厚な扉の先に奥行き16メートルの空間が広がる。棟木は全長20メートルの一本木。内部に丁寧に施された漆塗りは優しく輝きを放つ。
蔵は季節で入れ替わる生活用品のほか、冠婚葬祭で大勢の客をもてなす際の道具の保管場所などとして用いられていた。8代太郎が執筆した本郷家の家史「本郷家七代物語」に、この内蔵を建てた5代吉右衛門の言葉と思いが記されている。
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