地方点描:遺品は語る[大曲支局美郷町駐在]
会員向け記事
数年前、県南に住む曽祖母の弟から戦争の体験談を聞いた。
中国では機関銃の弾が飛び交う最前線に立ち、終戦後は出征していた南太平洋のニューギニア島から船で帰国したという。「きょう死ぬか、明日死ぬかという場所だった。10人に1人しか帰ってこなかった」
話を聞いた当時は、淡々と語られる過去が自分の境遇とあまりにかけ離れていて、現実味が湧かなかったような気がする。
お気に入りに登録
シェアする
この記事は会員限定です
(全文 630 文字 / 残り 451 文字)
電子版に会員登録すると
秋田のニュース・話題をナンバーワンの情報量で。秋田に関わるあなたの仕事や暮らしに役立つ情報満載です。
- 会員向け記事が読める
- 各種メールでニュースを見逃さない