打ち上げ失敗原因は姿勢制御装置 イプシロン6号機、JAXA報告

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12日、打ち上げられるイプシロン6号機。姿勢の異常が判明し、約6分半後に信号が送られ破壊された=鹿児島県肝付町
12日、打ち上げられるイプシロン6号機。姿勢の異常が判明し、約6分半後に信号が送られ破壊された=鹿児島県肝付町

 12日の衛星打ち上げに失敗した小型固体燃料ロケットイプシロン6号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、姿勢の制御に用いるガスジェット装置が機能しなかったことが原因だったと、事故原因などを調べる文部科学省の有識者委員会に報告した。

 JAXAの説明資料によると、イプシロンが備える3段のエンジンのうち、2段目で飛行している際の姿勢を制御する装置が正常に作動しなかった。機体は失われたままで詳しく調べることができていない。このため、装置が作動しなかった原因は特定されていないが「配管が詰まった」「弁が正常に開かなかった」などが考えられるとしている。

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