イプシロン6号機、打ち上げ失敗 03年のH2A以来、破壊を指令

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打ち上げられる小型ロケット「イプシロン」6号機。打ち上げ後に破壊指令信号が送られた=12日午前9時50分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所
打ち上げられる小型ロケット「イプシロン」6号機。打ち上げ後に破壊指令信号が送られた=12日午前9時50分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日午前9時50分ごろ、小型固体燃料ロケットのイプシロン6号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げたが、異常が発生したため同57分ごろ、破壊を指令する信号を送った。文部科学省は対策本部を設置し、第1回の会合で「失敗」と説明した。人的被害などは確認されていない。日本のロケットの打ち上げ失敗は2003年11月のH2Aロケット6号機以来。

 JAXAの担当者は12日午後に記者会見し「目標姿勢からずれて地球を周回する軌道に衛星を投入できないと判断し、指令破壊信号を出した」と説明した。

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