北斗星(9月20日付)

 にかほ市ではきのう最高気温が35度を超え、ことし県内初の猛暑日を記録した。9月とは思えないこの暑さは接近中の台風14号の影響か。暴風による被害を警戒して収穫を急ぐなどの対応に追われた果樹農家もあった。台風の進路に気が気ではないだろう

▼「最強クラスの勢力」と言われる14号は鹿児島市付近に上陸した18日時点の中心気圧が観測史上4番目の低さ。大型な上に「猛烈な台風」とされた。その後は「非常に強い」「強い」と徐々に衰えてきた。それでも全国各地の風雨被害は甚大だ

▼上陸時の中心気圧で史上6番目に入っていたのが1991年9月の19号。本県や青森県などに深刻な果樹被害をもたらした「リンゴ台風」だ。本県沖の日本海を猛スピードで通過した後、北海道に再上陸した

▼この台風は多数の死傷者を出し、全国各地で住宅や農業被害、塩害による停電を引き起こした。接近中の14号は桁外れの強い勢力ばかりではなく、九州上陸後、日本海に抜けて北東に進む経路も共通している

▼14号はきょう東北地方に接近し、明け方から昼前に通過する見込み。鉄道など交通機関への影響も出ている。気象情報に注意して身を守るための行動をとらなくてはならない

▼台風通過後、急激に気温低下することもあるそうだ。きのう34度だった秋田市の最高気温は、きょう21度と13度も下がる予報。特に高齢者は急激な気温変化に体がついていかない。風雨だけでなく、体調の管理にも十分ご注意を。

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